経費

小さな飲食店が店主が仕入をするときに気にすべきは安さよりも・・・

時間は大切
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「30円安いから、○○を買うため”だけ”に遠いスーパーに行く。」

「1週間で10個、1か月で40個。月間1200円も削減できている!!」

 

これは本当に危険な考えです。やってはいけません。
(ちなみに、これは開業当初からしばらく自分がやってしまっていたことです。)

 

自分自身で仕入の買い出しを行っている場合、
経費削減のやり方として、もしこれが正しいと思っていたら考えを改めたほうがいいです。

1200円くらいの削減であれば、わざわざ遠くに行くのはムダです。

 

個人経営の小さな飲食店にとって一番大切なのは、店主の「時間」です。
店主の時間こそが最大の経営資源です。

 

開店して間もないころは、
自分も”経費削減が大事”と思いこんでいて、
片道15分、往復で30分かけて30円安い牛乳を買いに行っていました。
毎回月100本くらい使用していたので、
それで月間3000円くらい経費削減できていると喜んでいました。

 

今ならそんな自分に対して

「お金で買えるなら、時間を買うようにしなさい。」

と伝えると思います。

 

削減すべきモノを間違えないこと

・『売上を上げること』
・『経費を削減すること』

飲食店経営にとって、基本であり重要な2つのことです。

お店を始めたばかりのころは、
運転資金も心配ですし、勝手も分からないので、
一番分かりやすい「経費を削減すること」に力を注ぎがちです。
お客様も少なくて時間もあることですし・・・

といったことで、
最初に書いたように少しでも出費を減らすべく、
自分のような行動をとりがちになってしまうと思います。

 

が、
もちろん経費を削減することはとても重要です、
でも、
そのためには自分の時間を減らすことにつながることだけは避けるべきです。

 

”時間”こそが一番大切ともっと認識すべき。

 

時間は大切

 

 

お金・商品・時間の経営資源

 

どうしても目に見えるお金・商品に価値があるように見えてしまいがちですが、
時間こそが一番価値があるモノだということをもっと認識するべきです。

 

さきほども書いたように、
開業当初はお客様も少なく時間もある(ように見える)ので、
”今できること”からやろう!と思って安い場所を巡ってしまいます。

 

ですが、
だんだんお客様が増えて忙しくなってくると、
開業当時と同じような行動がとれなくなります。

”売上が増えたから”、高いところで仕入れてもいい?

 

一見正しいように思いますが、
原価率の面で少しずつ”割に合わなく”感じるようになってしまいます。

 

開業当初は安い仕入れを出来ていたので、
値段も安く提供することができていた。
それでお客様もついて少しずつにぎわってきた。

 

こちらも一見正しい流れのように見えますが、
自分の時間を犠牲して成り立たせてきたものはいずれ破綻します。

 

忙しくなって時間が無くなり、
買い出しもままならなくなり近場で済ますようになる。

そうすると利益が少なくなってくる。
忙しいのに利益が少ない。

安い商品を求めてお客様は来続ける。

 

小さな個人営業の飲食店にとっては、
あまりうれしくない状況です。

 

小さな飲食店が経営を続くていくためには、
利益率を高く設定し生産性を高めていく必要があります。

 

そうしないと長くは続けていくことができません。

 

経営者はお金で買えるなら「時間」を買うべき

 

未経験から飲食店を開業してきて手探りでやってきました。

 

「お金で買えるなら、時間を買うようにする。」

 

後悔というか、もっと早く気づくべき点だったと強く思っていることのひとつです。

 

経営者がやるべきことは、
少しばかりのお金を節約するために使ってきた時間を使って、
売上を上げることを考えるか
より少ない労力で同じ結果を出せないか考えることです。

 

最近ではインターネットでの仕入も充実してきています。
自分も少しずつインターネットで買えるものは、
インターネットで購入するようにしています。

 

自分が動く時間を減らして、
自分しかできないことに集中していきたいものです。

 

 

「その経費削減、わりにあってますか?」

それではまた。