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夫婦で飲食店を経営をスタートしたのは失敗でした

夫婦で飲食店を経営 失敗
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夫婦で飲食店を経営 失敗

 

「夫婦でお店をやっていけば経営が楽かな?」

そういう風に思ってお店を始めようとしている方いませんか?

 

夫婦で4年間お店を経営した経験からお伝えします、

 

「夫婦で飲食店を経営するのはオススメしません!」

 

もし、開店前で経営の計画として考えている場合、絶対にやめた方がいいです。
今現在うまくいっている人も、いずれ問題が生じてくるので、
一人抜けて人員が足りなければスタッフを探すか規模を縮小するべきです。

 

当店の場合は4年間夫婦で経営してきましたが、
子供ができために、
結果的にに妻がお店を離れることになりました。

今は人員不足でなんとかお店をまわしていますが、
あのまま妻と一緒にお見せを運営するよりは、
今の忙しい状態のほうが良かったと思っています。

 

今日はそういった経験から、

・夫婦で経営する問題点
・夫婦で経営してよかったこと
・オススメしないけど、もしやるならば

こちらについて書いていきます。

 

改めて確認しておきますが、

夫婦(または親しいパートナー)と飲食店を開業するのはオススメしません。
(友人との開業もあまりオススメではないかな。。。)

 

何が問題なのか?

全て当店で起きた問題というか、自分が感じたことを書いていきます。

子供が生まれると奥さんがお店を離れる

 

自分のお店にとって一番大きかったのがこちらです。

”当たり前の話だろ”って思われる方もいますが、
始める時点から夫婦でスタートすると、
転換するきっかけがなく、意外にダラダラといってしまいます。

特に若い年齢で夫婦で始めようとする方は要注意です。

自分の場合、奥さんが妊娠した時点でお店に出なくなったので、
そこから人員不足が続いています。
補充をするにしても、スタッフをもう一人安定して雇うほどではない部分もあり、
なんだかんだダラダラと少し厳しい状態が続いています。

 

一緒にいる時間が長すぎるのも問題

お世話になっている保険会社さんからもよく言われました。

「よく長い時間一緒にいてだいじょうぶですね。」

 

実際は大丈夫ではありませんでした。
(後で書きますが、)
もちろん一緒に経営をして助かる部分もあります。

ですが、
仕事場でもずっと一緒、
家に帰ってもずっと一緒。

正直自分にとっては厳しいときもありました。

 

別に、遊びたいという訳ではありませんでしたが、
時には別の空間で時間を過ごしたいときもありますよね。

特に一人でいることが好きな自分にとっては、
何気につらいときも多かったです。

 

特に、売上が悪いとき・客数が少ないときには、
お互いの雰囲気も悪くなるときもあります。
家に返っても一緒なので落ち着く場所と時間もありません・・・。

 

子供ができて離脱していなかったらどうなっていたか・・・。

 

ウチの場合、
いいタイミングで子供を授かったので、
お店を離れるいいきっかけになりました。

 

立場の問題

夫婦なので同じ目線で相談ができることはいいことですが、
組織として仕事を進めていく中で、
どちらが主導権を握るのかがあいまいな状態というのは、
かなり不便がありました。

 

店舗運営に関して、
意見が違くなってしまった場合に、
どちらの意見にするかといったことがあったときに、
決定権が中途半端で後々まで尾をひくことがありました。

 

時には、
それが家に帰っても続いてしまうこともあり険悪になることもしばしばです。

 

収入の問題

 

家庭の収入源がひとつになってしまうことも問題のひとつです。

 

奥さんが働くことができている間は、
自分の事業とは別のところで収入を得た方がいいです。

 

もし何かがあって、
自分の事業がダメになってしまったときに、
もし奥さんに稼ぐスキルがあればリスクヘッジになります。

奥さんの収入とスキルが自分の店に依存していた場合、
自分と共倒れになってしまいます。

今は子育てをしながら、
在宅で自分で稼げるスキルを身につけてもらっています。

 

夫婦で経営してよかったこと

 

こうして悪い点を書いてきましたが、
もちろん夫婦で経営をしてよかったこともあります。

悩みを分かち合える

 

分かってもらえます。

 

これって経営をしている人間にとってはとても大事なことで、
一人で経営をしていると孤独感でいっぱいになります。

もちろん、
さきほど書いたように意見が合わない点もあったりするので、
全てわかってもらえる訳ではありませんが、
本人もほぼ同じ立場で仕事をしていたので、
非常に深い部分での共感を得ることが出来ます

 

これって個人営業の経営者にとってはとても助かる点です。

 

経営が楽になる

 

あまりあてにし過ぎるのもよくありませんが・・・
人件費の面ではかなり楽になります。

奥さんがただ働きでいい、
という訳ではありませんが、
特に創業当初の資金繰りが厳しいタイミングや、
売上が思わしくない現金が回らないタイミングでは、
必ず出ていく人件費が出ていかないことは大きな助けです。

会計面でも、
青色申告で専従者給与を支払うようにすれば、節税にもつながります

 

結論 一人でできるお店がいい

 

夫婦で飲食点を開業するというのは、
要は職場内恋愛の上位バージョンみたいなものです。
(しかもかなり上の。。。)

関係がうまく言っているときは最高ですが、
うまくいっていないときは本当に悲惨なことになります。

そして、簡単には離れらない・・・

 

これまで書いてきた問題を解決できるならばいいですが、
自分の場合は結果的に解決したといった感じです。
(今でも尾をひいていますが。。。)

 

もしどうしてもやるというならば、しっかりとタイミングを見てやるべきです。
子供が大きくなったあとからの開業でないと運営がきびしくなります。

今は結果的に子供ができて妻がお店を離れても、
なんとかお店をまわしていますが。
「最初から計画に組み込まないほうが良かったなぁ」
なんてことは今でも思います。

 

”夫婦で飲食店を経営”
なんだかいい響きですが、
問題点も多々あるのでやるなら覚悟を持ってやりましょう。

自分は夫婦で飲食店を経営するのはオススメしません

 

 

「一人でお店をやりますか?夫婦でお店をやりますか?」

それではまた。