考え方

個人飲食店のターゲットの決め方

自分自身
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「自分のお店にどんな人が来てほしいか、決まっていますか?」

 

 

今からお店をやろうと考えていたり、
今現在お店の方向性に迷っていたりする方は、
お店のターゲットを自分自身に設定してみることをオススメします。

 

 

私は、『自分が行きたいと思うお店』をつくるようにしています。

ターゲットは自分自身です。

それが個人飲食店が長続きするためのひとつの方法です。

 

飲食未経験ながら、6年間お店を続けられているのも、
自分が行きたいお店を創り続けているのが、理由のひとつだと考えています。

 

 

”他の人”を満足させるお店をやるのもいいけれども、

”自分自身があったらいいなと思うお店”

そんなお店を作っていきませんか?

 

 

自分をターゲットにした理由

 

私自身、創業時に考えたことが、

 

『自分が「こんなお店あったらいいな。」と思う店を創りたい』

 

ということでした。

 

元々、飲食未経験でしたが、
飲食店をめぐり事は好きでした。

 

飲食店経営も視野にいれながら、
お店に通いつついろいろ考えました。

 

 

最初は誰しもが考えること、

「もっとこうしたら売れるのに。」

ということから考えましたが、、、

 

次に考えたのが、

 

「自分だったらどういうお店に来たくなるかな?」

 

ということでした。

 

 

一般的に言って、

”お店を始める”となったときにはどうしても、
”自分がやりたいこと・出したいモノ”
を優先させてしまうと思います。

 

開業自体たいてい、

”○○をやりたい”からという理由で始める人が多いではないでしょうか?

 

ですが、、、

経営をしていれば分かると思いますが、

やりたいことからスタートすると、たいてい失敗をします。

 

需要があるのモノ・コトを適切に提供していくこと

それがビジネスの成功につながっていくと考えています。

 

 

自分の場合は、

スタートの時点では、
実際そこまで考えてられていた訳ではありませんでしたが、、、

 

『”自分”というお客さんが行きたいお店』

 

そこから考え始めることにより、

偶然にも、需要の方から考えることにつながっていました。

 

 

開業以来、当店のコンセプトは

『”自分”があったらいいなと思うお店』です。

 

 

“自分”をターゲットにするメリット

 

自分を”自分のお店のターゲット”にするメリットはこれです。

 

・答えが自分の中にある

 

他にもいくつかありますが、最大のメリットはこの点です。

 

答えが自分の中にある

 

経営をしていると迷うことってたくさんあります。

いつも迷っています。

 

「あのメニューいけるかな?」

「何がダメだったのか?何が良かったのか?」

「次はどうしていこうか?」

 

お店によっては、テーブルにアンケート用紙を置いたりしているところもありますが、
とても気持ちが分かります。

ただ、自分の場合迷ったときには、

 

”自分だったらどうしてほしいか?”

 

これを基準にしています。

 

何をやったら自分が行きたくなるか、
何をやったら自分が行きたくなくなるか。

 

答えは自分の中にあります
迷いはしますが答えを見つけることができます。

とは言うものの、もちろん迷います。。。
そういうときは元スタッフの妻にも相談をします。

まあ大体、
「自分はどうしたいの?もう決まっているんでしょ?」
と聞かれます。

 

↓以前このように書きましたが、、、

夫婦で飲食店を経営 失敗
夫婦で飲食店を経営をスタートしたのは失敗でした 「夫婦でお店をやっていけば経営が楽かな?」 そういう風に思ってお店を始めようとしている方いませんか? ...

今こうして相談できるのは、一緒にやっていたメリットの方です。
ある意味自分の分身です。

 

自分の中の答えにはもちろんデメリットもあります。
のちほど書きます、、、

 

ですが、いづれにしても、
自分の中に答えがあるのが最大のメリットです。

 

 

「それは自分の行きたいお店に必要か?」

これに従ってお店を運営していくだけです。

 

 

”自分”をターゲットにしてお店はやっていけるのか?

 

自分をターゲットにする際に、
もちろんデメリット(不安な点)もあります。

・自分の好きなものが世間と合わなかったら?
・自分の想像以上のお店をやれない

自分をターゲットにした場合、本当にお店をやっていけるのか?
こういった点が気になるのではないでしょうか。

 

自分の好きなものが世間と合わなかったら?

 

”自分が行きたいお店を創る”

 

聞こえはいいですが、
もしそれが世間の需要と合わなかったら?

 

そうです。
需要がなければ、そのお店はつぶれます

 

”自分がやりたいお店”をやっても、需要がなければつぶれるし、

”自分が行きたいお店”をやっても、需要がなければつぶれます。

 

結局は、
需要がなければお店はつぶれるのですが、

 

ただ、、、

需要だけがあるお店。

自分が行きたいわけではないけれども、ただ売れるお店。

そんなお店を経営し続けたいですか?

自分はしたくありません。

 

最初は多少お金が入っていいかもしれませんが、
ずっとそれを経営していきたいとは思わないです。

きっと飽きると思います。
そもそも自分が行きたいお店ではないので、、、

 

理想は、

”自分が行きたい、需要があるお店”

を経営していくことですが、

自分が行きたいということを前提にしないと、
経営し続けるのは厳しいと思います。

 

 

自分の想像以上のお店をやれない

 

”自分が行きたい”ということを考えた場合、

 

自分のレベル以上のお店を創れないないかもしれない。

 

ということは、デメリットのひとつかなとは思っています。

 

 

どういうことかというと、
自分を基準にしているため、
自分が知っている事が基準になってしまう
ということです。

 

たとえば何かに”こだわる”にしても、
より高いレベルのこだわりを持つお客様には対応できなくなります。

 

この辺りは、
自分の成長とお店の成長を合わせて、
コンセプトをその都度見直せばいいことかな、
とも考えています。

 

 

自分を満足させることにより、長いお店の経営を

 

飲食店の経営は本当に大変です。
本当に。。。

 

お客様のちょっとした一言に、
「いまのままで本当に大丈夫かな?」
なんて思ってしまったりもします。

 

そういった不安定な毎日だからこそ、

自分の軸はしっかりと持っておきたい、

おくべきだと考えています。

 

そのためには、

”自分のお店のターゲットを自分にする”

これが有効なのではないかな?
と考えています。

 

 

ただでさえ厳しい飲食経営。

長く続けていくには、

自分自身の満足も大切です。

 

誰かの役にたつですとか、
誰かのために仕事をするのももちろん重要です。

 

ですが、
長く続けていくためにも

 

”自分自身が満足するお店を創る”

 

そんなお店にしていってもいいのではないでしょうか?

 

 

 

「自分のお店に”自分”は満足していますか?」

 

それではまた。