考え方

売上が悪い日が続くときにやるべきことは”集客”ではない

集客をしてはいけない
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「売上が悪い日が続くときは、集客に力をいれてはいけない」

 

売上が悪い日が続くと、かなり焦りますよね。

最初のころは「まあそんな日もあるよな。」と思えていても、、

それが何日も続くと、少しずつ冷静でいられなくなってきます。

 

ワラにもすがる思いでインターネットを調べたりして。

「お店 売上が悪い」とか。。。

 

 

いろいろ考えた結果、

 

「できることからやっていかないと!」

「もっとお客さんに来てもらうために”とりあえず”宣伝をしよう!」

 

そう思いたって、、、

 

“とりあえず”、SNSに画像をアップをしてみたり、

クーポンを作ったり、フライヤー(チラシ)を配ったりしていませんか?

 

 

売上が悪いときに単純に集客だけに力をいれてしまうと、

売上を上げるどころか、

逆に売上を下げてしまうこともあります

 

売上が悪いときって、

なんとか客数を増やそうとして、

ムリなサービスを始めてしまったり、

値引きをしすぎたりしてしまいます。

 

これって一時しのぎでしかないので、

継続的にはできませんよね。

 

小さな個人店が目指すべきは、

ムリなく続けていけるお店だと思っています。

だから、

売上が悪いときにはムリに客数を増やすべきではないです。

 

 

では、

売上が悪い時にまずやるべきことは何かというと、、、

 

すぐに新規客を増やすことではなくて、

 

・迎え入れる体制を整えること

・今来てくれている人に、もう一度来てもらう方法を考えること

 

この2つです。

 

新規客はこの2つが整ってからやるべきです。

 

 

これは開店してすぐのころも同じです。

 

たしかに「まずはお客様に知ってもらう」ということは大事ですが、

たくさんのお客様に来てもらう前にやるべきことがあります。

それを怠ってしまうと、

結局長く続くお店をやっていくことはできません。

 

 

売上が悪い日が続くと変なサービスを提供しがち

まずどうして売上が悪い日が続いているときに、

集客をしようとするのがダメかというと、

 

店主自身の精神が冷静ではないからです。

 

自分も以前はそうでしたが、

売上が悪い日が続くと、

客数を増やそうと変なサービスやクーポンを始めがちでした。

 

それって、

もともとのお店の方針とかけ離れたものになっているので、

たしかに少し客数は増えるかもしれませんが、

利益につながらなかったり、

作業が増えるだけで生産性が悪くなってしまいます

 

個人店の目指すべき目標は、

”ムリなく続けていくこと”

だと考えているので、

お店の方針と合わないムリはすべきではありません。

 

 

 

集客する前に、中をしっかりとしないとリピートはない

 

もうひとつ売上が悪いその対策として、

「集客をしてお客様に来てもらえればいい」

という考えに反対なのは、

 

中身がしっかりとしていないと、

お客様に来店してもらっても、一回来て終わりだからです

 

 

何かしらの集客をして、ようやく来店していただいたとしても、

そもそも中身しっかりとしていないと、同じことの繰り返しになります

ずっと集客しつづけなければいけません

 

 

せっかく広告費を使って宣伝をしていても、

せっかく時間をかけてSNSに投稿をしていても、

 

リピートにつながらないことをやっている間は、

「客数が少なくて売上が悪い」という悩みからは解放されません。

 

 

何を整えればいいのか?

 

では、

”中を整える”といっても何からやればいいのか?というと、

 

”いわゆる当たり前のこと”です。

当たり前のことって基本的すぎてけっこう面倒ですし、

毎日同じことの繰り返しで嫌になってくるときもあります。

が、

当たり前ですが、

基本ってとても大切です。

お客様がなんとなく感じるところもそこです。

 

この辺りを雑にして、

ただ集客をしても結果にはつながっていきません。

 

 

では具体的に書いてみると、

 

〇メニュー表が見づらいくないか?分かりづらくないか?

 

→オススメのメニューは思惑通りに注文が入っているか?

→リピーターはオススメメニューを頼んでいるか?

 

自分が想定いる通りのオーダーが入ってこないならば、
何かしらの問題があります。

 

〇仕組み

→提供まで時間がかからず料理が提供できているか?

→テーブルやレジでまたせていないか?

 

ディナータイムはともかく、ランチタイムは時間が全てです。

自分が”少し”と思っても、お客様からすると”かなり待たされた”

と思う場合もよくあります。

 

〇清掃

 

→店内にほこりはたまっていないか?

→箸・スプーンなどシルバー類に水がついたままではないか?

→トイレはきたなくないか?

→テーブルは曲がっていないか?

→メニュー表に油はついていないか?

 

〇スタッフ

→最低限の礼儀は持って接していられるか?

 

売上が悪いと知らず知らずストレスとなって、

接客に出てしまうことがあります。

これは自分もそうですがよくパートナーから注意をされました。

悪循環にならないように気をつけないといけません。

 

あとは、

外から中が見えるお店は要注意です。

お客様が来ないと椅子に座っている姿勢などでも

だらけてしまったりします。

けっこうお客様って見てるものなので、

このあたりも気をつけないといけません。

 

売上が悪い日が続くときに集客に力をいれてはいけない

 

売上が悪い日が続くときにまずやるべきは、

”お客様を迎え入れるための店内の見直し”です。

 

繰り返し来てもらえるお店になっているか、

また来たいと思うお店を保てているかどうか、

それが出来て始めて、

集客に力をいれていくべきです。

 

 

飲食店は”集客が全て”ってけっこう思われがちです。

たしかに、繁華街などではその面もあります。

ただ、

今はSNS社会で、立地はかなり関係なくなってきています。

 

お客様に自分のお店の良さを伝えて、

来店していただくためにも、

 

まずは現時点での自分のお店の、

できているところ・できていないところを把握することからやるべきです。

 

 

すでにリピートしてくれているお客様がいれば、

どうしてリピートしてくれているのか把握をする。

 

自分のお店のメニューにどんな魅力を感じてくれているのか。

それが自分が考えているお店の方針と合っているのかどうか。

 

それを自分が理解してから、

再び新しいお客様を迎えることをしていくべきです。

 

 

 

「それでもまずは集客をしますか?」

それではまた。