開店

【閉店時に後悔】居抜き店舗の物件を契約するときに必ずやるべきこと【自分の失敗談あり】

店舗契約
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
店舗契約

 

「いい居抜き物件が見つかった!契約するとき気をつけることは???」

「とにかく、早く契約したい!!」

 

長い間物件を探し回って、
ようやく自分の希望に近い物件と出会ったとき、
こういった気持ちになりますよね。
自分はなりました。

 

でも、そんなときこそ一度落ち着いて慎重になるべきです。

焦って物件を契約すると、退店をする際に後悔することになります。

 

今日は2店舗目を焦って契約して、
閉店したときにあった自分の後悔について書いていきます。

 

この記事の内容

・契約時に気をつけること

・特に個人間では要注意?

・開店時には想像がつかない・・・

 

※今回は特に”居抜き店舗”について書いて行きます。

 

飲食店の物件の契約時に気をつけること

 

自分があった経験は、飲食店に限らず不動産全般において共通していえることでしたが、、、

 

店内の写真を全て撮っておく

 

居抜き店舗の場合は、念のため細かいところまで画像で残しておく。
(特に小さくても傷などがある場所)

 

自分が入った2店舗目は居抜き物件だったため、
もともとあ壁紙や建物に傷があり大家さんと話をしました。

その際大家さんから、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。気にしないで。後で特に言わないから。
そういうのは信頼感だから。」

といった感じで優しく答えてくれました。

何かにつけて、

「だいじょうぶだよ。好きに使ってもらって構わないから。
あれこれ言うと信頼関係がなくなるからね。」

というような感じでした。

 

自分も何度か会ううちに、
とても感じの良さそうな印象を受け安心をしていました。

それが失敗でした。

 

以前にも書きましたが2年が経って、
やむを得ない事情で閉店をすることになりました。

 

その旨を大家さんに伝えたところ、
「それじゃ壁紙を全部張り替えてね。」
「あとこの傷も、もともと無かったはずだけど。」

 

耳を疑いました。

自分「最初は壁紙は交換しなくていいとおっしゃってませんでしたか?」

大家さん「いやいや、あの時と今では信頼関係が違うでしょ。今はもう信頼関係がないんだから。」

 

自分は何を言っているのかよく分からなかったのですが、
さらに追い打ち?で、

いつ撮ったか分からない(おそらく前のお店の開店時のころの)写真の束を持ち出して、
「ここに契約時の写真の証拠も残っているから。裁判で争ってもいいけど。」
と言われました。

 

その写真の存在自体こちらでは把握しておらず、、、
そもそも契約時にお互いで所有するべきでは?と思いながらも、
こちらは”証拠”となるものを一切持っていない状態でした。

次へ続きます。

口約束をしない

 

事細かいところまで書面で残す。
(当たり前のことですが、そこまで決めるか。というところまで相互確認をしないと自分のようにもめることもあります。)

 

上の続きですが、”原状復帰”や契約内容に関しても、

開店時に契約をする際は、
「一応、形式的な表現だから。」
とこちらを安心させることをずっと言っていました。

原状回復に関しては上記の通りですが、
自分の営業期間中以前のものも修理をしろと主張をしてきました。

その他でも、
「出るときも1か月前に言ってくれればいいから。」
と言っていましたが、

「3か月前に書面で提出が当たり前でしょ。出てくから信頼関係が無いんだから。」
とのこと。

これは自分が注意を怠ってしまったのに全て責任があるので、
何とも言えないのですが、、、

おそらくここまで豹変する人も少ないと思うくらい、
言っていることが変わってびっくりしました。

どうしてここまでややこしくなったのかが、次に書く問題点です。

 

特に個人間での契約は要注意

この契約は間に不動産会社が入らない形での、
個人間での契約だったのが自分にとっては問題を大きくした点でした。

大家さんは年配で少し火がつくと止まらない方で、、、
不動産会社も大家側とはいえ、多少なりとも客観的に判断をできる第3者の存在があれば、
もう少し落ち着いて話すことができたのではないかと思っています。

 

大家さんにとっては、
とにかくもらえるもの(お金)を多くしようというのが、
見え見えで毎晩のようにこちらに苦情?の電話がかかってきて、
正直”めんどくさい”というのが本音でした。

向こうは不動産業だけで、
こちらはもうひとつお店を経営しながらの片手間なので分が悪かったです。。。

 

もう二度と個人間での契約はしないようにしようと思いました。

もし、することになりそうでも、
契約の話し合いなどにはこちら再度の第3者を同席するようにしようと思っています。

 

開店時はお互いテンションが高いので・・・

 

自分が出会った大家さんのような人は、
そうそういないかとは思うのですが、、、

いい物件を見つけて契約したい一心でも、
細かい確認を必ずやるべきです。

 

開店の時はあまり閉店の時のことなど考えないので、
後回しにしがちです。
そして自分のように閉店時に困ったことになります。

正直、”いちゃもん”をつけられた感じで、
争おうとも思ったのですがかかる時間と費用の方が損だと思い、
仕方なく修復など条件をそれなりに受け入れました。

当時の余計にかかった費用は35万円くらいです。
閉店でお金がかかるときに少し厳しかったですが、
「そんなにお金が欲しいならもう上げるよ。」
という気持ちでした。

 

自分も閉店の経験は初めてだったので、
こういった時にお金を払っても人の手を借りるべきなのかなと思いました。

 

以上、
開店時の前向きなときにはあまり考えたくない閉店のことを、
しっかりとやっておかないと、
泣きっ面に蜂状態になってしまいます。

 

でも、いい物件があったらすぐ契約したいですよね。。。

 

「その契約本当に”だいじょうぶ”ですか?」

それではまた。

法律のトラブルや悩みなら弁護士や行政書士にオンラインで個別相談!