飲食店コラム

個人経営の小さな飲食店が、定休日を週2日にすべき理由

週休2日 飲食店
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「定休日は週2日にするべきだった。」

 

未経験から営業を始めて7年、
何も分からないまま試行錯誤でやってきたので、
毎日「最初からこうしたほうが良かったなぁ」と思いながら、
日々営業をすすめています。

「定休日を最初から週2日にするべきだった。」

 

これも最近よく思うことのひとつです。
今日は、
「個人経営の飲食店が、定休日を週2日にする理由」
について書こうと思います。

今からお店を始めようとしていて、
もし「週2日なんて絶対休めないよ!休みたいけど・・・」
と思った方、
もう一度営業プランを考えなおしてみた方がいいかもしれません。

お店を始める検討をしているかた、
定休日をどうするか迷っている方、
そういった方の参考になればと思います。

 

個人経営の小さな飲食店が定休日を週2日にすべき理由

 

個人飲食店店主にはもっと時間が必要です。

 

特に個人経営の飲食店は店主は何でも屋になりがちなので、
自分の時間を努力して作る必要があります。

 

開業当初は想像していなかったこともたくさん出てきました。

 

 

40歳から体力が落ちてくる・・・体を休める

 

体力が落ちます。
体を休める時間が必要です。

 

開業当初は年齢も若く、体力も豊富でした。

当然、そのころから「先を考えた方がいい。」
とはいろいろな方面から言われていたものの、、、

”開業時のテンション””若さ”といった理由から、

 

「自分は大丈夫」と思ってしまいがちでした。

 

飲食店を始めて7年、
お店の開店当時は33歳だった自分も
40歳の足音が聞こえ始めた今日このごろです。

この間で、知識や経験そして度胸などは、
時間の経過と経営の経験によって、
少しずつ身についてきたと思いますが、
それと同時に体力の衰えを感じています。

つい先日までは、
”普通に”毎日の営業をこなしていましたが、
最近この先について考え始めたときに、

「このまま同じやり方ではやっていけないな」

と思うようになりました。

 

今までは体力勝負でこなしてきましたが、
その大切な体力が落ちてきていることを感じています。

歳をとるってやっと認識した、
体を休める時間も必要だということ・・・。
(賢者は歴史に学び、愚者はなんたらっていうヤツですね。)

 

時が経つにつれてやっと感じ始めました。
同じ仕事のやり方はできなくなります。

仕入の時間・・・休みの日もなんだかんだ仕事になる

 

”個人事業主に休みはない”とはよく言われています。

 

仕入業務などもそのひとつです。
仕事のやり方がヘタだといわれればそれまでですが、
生鮮食材も使用している関係で、
どうしても在庫が切れてしまう場合があります。

いつも仕入ているお店で切れていて、
仕方なく買いに行く場合もあります。

 

今は週に1回の休みですが、
なんだかんだ言って月の半分くらいは、
休みの日も仕入の買い出しをしている気がします。
それ以外にも、お店の残った仕事をするときもありますし・・・。
(これは自分の責任ですが自営業のよくない点ですよね。メリハリをつけないと。)

 

とはいうものの、
実際営業している日だけでは仕事が終わらない、
というのも事実かと思います。

休みの日の夜はいつも、
「もう一日あれば」
と思っています。

 

他の店に行けない・・・研究をする余裕がない

 

個人営業のお店が衰退していく理由のひとつとして、
料理がマンネリになっていくという点もあると考えています。

開店当初は、
業界や世界の料理なども研究をして、
『これだ!!』という思いで開店をします。
最初のうちはまだやる気も満ちあふれ、
体力も精神力もあるので、
”カイゼン”を試みます、

が、
5年、そして6年と経つにつれ、
お店の環境にも慣れ、
仕事にも慣れ、
いつも来てくれるお客様にも慣れきてしまいます。

 

「慣れ」

 

これは良くも悪くも、必ず起きる現象です。

 

売れているお店ではもちろんのこと、
(慢心という言葉で表現できます)

売れていない店でも、
だんだんと心が折れてきて、
改善する気力もなくなってきます。

 

これは時間の経過も原因にありますが、
上記のように体力の衰えも少し関係しています。

 

そうならないためにも、
営業日をキツキツにして、
他のお店に食べに行けるが週1回だけ、
という状態ではなく、
週に2回お店に使える時間を作ってもいい、
作るべきだと考えています。

”仕事のための休日”
長期的に見れば、こうした友好的な使い方が、
お店にとってもいい状況につながっていくと考えています。

 

 

家族と(または一人で)の時間・・・何のために仕事?

 

週1日では体を休めて終わりです。
家族と過ごす時間を確保する。
家族でなくとも、大切な人、
または一人が好きな人は一人で過ごす時間を確保する。

とてもシンプルで大切なこと。

長くお店を続けていくには重要なことだと思っています。

 

週2日休めるはずがない!? 週2日休むための方法

 

「週に2日なんて休めたら休んでるよ。」
おそらくほとんどの方がこう言うと思います。

 

週に1日休みを増やす費用

 

飲食店の最大の問題点が固定費です。
休んだらそのまま費用だけ垂れ流しになっていくという。。。
そのため日々の売り上げ・現金収入が必要です。

 

1日分の売り上げが無いだけで、
例えば日販50,000円のお店なら利益70%で35,000円の収入減
それ以外に光熱費がかからないので1日30,000円くらいでしょうか。
月4回休みを増やすと120,000円の収入源
年間の場合は1,440,000円の収入減につながります。
もちろんもっと売上が大きいお店であれば、それ以上に。。。

なんのためにお店をやっているのかよく分からなくなってきますね。

ということで、
こういった考えも持つようになっています。

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週休2日でやっていけないなら2年で閉める

 

週に2日お店を休むために、、、

ひとつは、

「お店の開店時から週休2日で計画を立てる」

ということが考えられます。
今お店をやるとしたら、そうしています。

 

理由としてはいくつかあるのですが、

・途中から週休2日は受け入れられづらい。
・もともとそれで成り立たないなら早めに見切りをつけられる。

 

現状週1日のお休みでお店を運営していますが、
今からすぐに2日にするのは難しいと考えています。
常連のお客様も曜日ごとにけっこう固定したりしていますし、
(これはあとは勇気ですが、)休みを増やすのはイメージがよくないです。

 

ということで、開店最初から週に2日休んでいれば、
上の問題点は解決することができます。

 

あとは最大の売上を賄えるかの問題。
最初から週休2日で成り立たなければ、
いずれ体力的にも厳しくなってくるときがくるので、
諦めがつくのではないかと思っています。
中途半端に、「売り上げがそこそこでダラダラと営業できてしまう状態」
それが一番やっかいです。(今の自分・・・)

数年後にそのような状態になるのであれば、
途中から休みを増やす検討を始めるよりも、
最初から営業を続けられるか、続けられないかを判断するのも大切なのではないでしょうか?

今からお店を始めようとする人は、
2年程度を目安に週2日の営業で成り立つかを考えたほうがいいです。

 

とはいうもののお店はやりたい→複業をもつべき

 

今の自分です。

今のところお店もそこそこうまくいっていて、
まだ体も元気に動く状態です。

その間に、
飲食業以外のもうひとつの収入を得るための作業を始めています。

 

開店前の自分に伝えたいのは、

「飲食業の準備の前に、もうひとつの収入を得ることからはじめるように!」

 

ということです。

もちろん開業前は飲食業自体に必死で、
他のことを考えている余裕などないです。

だからこそ、
始めるまえにもっともっと考えておくべきです。

 

今だったら、

・ブログ
・webでのビジネス
・投資

「どれかひとつはすぐにやり始めろ!」と言います。

 

それができないなら、

「”そのとき”どんなに勝算があっても始めないほうがいい。」

 

 

自分も今さらですが、この3つを始めています。
飲食店以外の収入を得て飲食店といい循環を作るよう日々精進しています。

 

 

まとめ 個人店は週に2日休みましょう

 

今のお店の目標のひとつが、

「週休2日」です。

 

それを成り立たせるために、
まず”お金の問題”を解決すべく日々作業をしています。

 

さきほども書いたように、

・ブログ
・webでのビジネス
・投資

 

この3つが固定ビジネスである飲食業とは相性がいいと思います。
自分もいまこの3つに取り組んでいます。
ヒマなアイドルタイムもあるのでその時間を有効活用するようにしています。

 

 

なんでも、とりあえず始めてみる!
というのは大切ですが、
固定費が莫大な飲食業はやり方を考えてから
スタートするべきです。

 

自分のためにも、家族のためにも、
そしてお店を続けることによって、
お客様のためにも週2日休めるように、
副収入をがんばろうと改めて思います。

 

 

「飲食業以外で稼ぐことができますか?」

それではまた。