飲食店コラム

「前の方がよかったね」と言われても気にしない【個人店は変化をしていくべき】

前の店
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お客様から、「前の方がよかったよね。」と言われて、

気になったことはありませんか?

 

→気にする必要はありません。

 

自分の信念に基づいて経営を進めていくべきです。

 

自分も7年営業しているなかで、
「前のあのメニューのほうがよかった」
などということを言われることが時々あります。

 

もちろんお客様からのひとつの意見として経営の参考にはしますが、
自分の考えに基づいて変更したことであれば
基本的に気にしないようにしています。

 

といっても、
個人店の経営者は孤独なので、
そういった強い言葉はどうしても気になってしまいがちです。
それもとてもよく分かります。

 

ということで今日は、

お客様から「前の方がよかった」と言われて、

経営に迷いが出てしまう方の参考になる内容を書ければと思います。

 

「前の方がよかった」という言葉を気にしなくていい理由

 

お店を経営しているとお客様から、
「前の方が良かった」と言われることもよくあります。

 

ですが、
そういったことは基本的に気にしなくていいと思っています

理由としては、

”個人経営の飲食店は変化をしていくべき”

だからです。

 

個人店がお店を経営し続けていくには、
そのときそのときに合わせて、
お店のメニュー内容や取り組みかたを少しずつ変えていく必要がある、
と考えています。

そのためには、
「以前とやりかたを変えていく」
ということはとても重要なことだと考えています。

 

最初のサービス過剰のときを基準にしている

 

そしてお客様目線ですが、

「前のほうがよかった」というお客様はだいたい、

サービス過剰の開店当初のころのことを基準にすることが多いです。

 

開店当初は先の見通しが経ちづらく、
お客様を呼ぶために、売り上げをたてるために、
比較的サービスを過剰にしてしまいがちです。

開店当初は気持ちも体力も乗っていて続きますが、
(顧客もまだ少なかったりしますし)
お店が軌道にのってくると、
だんだんサービスをつづけるのが難しくなってしまいます。
現実問題として。。。

なので、
少しずつサービスを止めていくのですが・・・

 

「前のほうがよかった」という人は、
そのころのことを基準にして意見を言う人が多い印象です。

 

個人店は変化をしていくべき

 

個人店の経営は日々変更をしていくべき

 

これが自分が考える、
お店を続けていくためにやっていくべきことのひとつです。

 

お客様に”前と変わった”と思われるということは、
プラスで考えればお店が変化していることがお客様に伝わっているということです。

 

メニュー面なのかサービス面なのか、
変化をさせていくべきことはさまざまですが、

 

”あのお店よかったのにね”というお店が続かないのも・・・

このブログでも時々ネタにしていることですが、

 

”あのお店良かったのにね”
というお店って続かないことが多くないですか?

 

そういうお店って、

・ムリなサービスをやめられなかった
・値上げをできなかった
・メニューを変えられなかった

続かないのはこういったことが原因のひとつかな?
とよく思っています。

お客様からの印象はいいのに続かない、
続けられないというのは、
状況に合わせて変化をできなかったのも、
おおいに関係しているのでは?
なんてことをよく思います。

(簡単に書いたのでもちろん他にも理由は考えられます。)

 

逆にいうと、
お客様から、
「あのお店前と変わっちゃったよね」
という声もよく耳にします。

こういうお店は続けていくことができていたりします。

 

 

お店を続けていくために、変化をする”覚悟”持つべき

 

最初のころに支えてくれた常連客を大切にする
というのももちろん大切だと思います。

が、そのために、
”自分がムリをし続ける”
というのは良くないことだと考えています。

 

お店を続けていくためには、
お客様のことを考えてお客様を大切にするとともに、
自分のことも大切にしないといけません。

 

そのためには、
同じことを続けていくのではなく、
変化をしていく必要があります。

 

変化をしていくためには覚悟が必要です。

 

実際、

”モノゴトを変える”というのは大変なことで、
何度も書いていますが、
お客様から厳しいことを言われたりもします。

ですが、

”お店を続けていく”ということこそが、
お店を好きになってくれているお客様にとっても、
店主にとっても一番大切なことなのではないでしょうか。

”お店を変えていく覚悟”を持って、
経営していくことが個人店には重要になってきます。

 

ということで、
「前の方がよかったね」という言葉にただ惑わされる必要はないです。

 

自分の信念をもって経営をしていきたいものです。