個人店店主がヒマな時間に、
小さな飲食店の経営について書いています。
２０１６年が始まりました。
２０１５年は反省することが多い年でした。
２店舗目を閉店したり、
スタッフが入れ替わったり。
今年はそれの経験をいかしていきたいと思っています。
ただいまの中期経営計画（数字目標なし）
ということで、
新年ということもあり、
今年の（今後の）方針と目標をまとめたいと思います。
◎ゆるく楽に続けられる黒字経営をする。
◎違う業種で３種類の経営をする。
上記の２点を改めて掲げていこうと思います。
最近特に思いますが、
個人店を経営、営業するのはとても大変です。
最初のうちは野望に燃えていて、
気持ちも体力もついてきますが、
始めてから５年後、１０年後、
体や心そしてお店にもガタがき始めます。
自分はやるきたっぷりで、
自分はそんなことは無い、
そんなの他人の話だろ、
と思っていても、
必ずそう思う日が一度は来ます。
そうなったときに、
コンセプトの修正・確認が求められます。
最初のペースで仕事をして体を壊すか、
運よく続けていけるか。
もしくは、
方針を変更してゆるくやっていくか。
などなど。
あきらめる経営
バリバリやってきた個人店経営者にとって、
ゆるくやっていくには、
忍耐も必要です。
なぜなら、
ゆるくやっていくという事は、
今までお店でやってきたことなのに、
やらなくなることも増えてくるからです。
それは、
お客様から、そして自分達自身の、
お店への期待値を下げることに
つながるかもしれないからです。
特に、
開店当初バリバリやっていて、
お客さんの期待を超えよう！！
とあれこれやって、
がんばる真面目な人ほど、
やらないことを増やして、
期待値を下げることに抵抗があると思います。
ですが、
続けていくためには、
- やること
- やらないこと
- やりたいこと
- やりたくないこと
これらを再度、明確にしていく必要があります。
特にやらないこと＝あきらめること
をしっかりと決める事が大事だと感じています。
ということで、
当店ではいろいろあきらめることにしました。
というよりも、
やりたいことに集中していくことにしました。
自分がどうお客様を楽しませたいか
この点をしっかり守って。
◎ゆるく楽に続けられる黒字経営を目指す。
開業からこれまでは、
『３店舗経営する』
というのを目標にやってきました。
目標を３店舗としたのは、
１店舗だけだと、
少し問題があるとダメになってしまうので、
３店舗で安定させていきたいという考えからでした。
これは、大前研一さんによると、
１の次は３、
３の次は１０
というのがセオリーであり、
３までが個人店
１０以上が企業だ。
という考えを導入させてもらいました。
その考えに従い、
当初から３店舗を目指していましたが、
２店舗目を閉店したのを機に、
違う安定の仕方を考えるようになりました。
昔ながらの人に言わせると、
ひとつの事に集中しろ！
と言われるかもしれません。
確かに
ひとつに集中すれば作業が集中して、
多店舗とは別の意味で安定するかと思います。
ですが自分は、
ひとつの事（お店）で人生を終わらせるよりも、
いろいろな事をやってみたい、
という思いもあります。
実際、
現在閉店した２店舗目も、
１店舗目とは違う試みをすることが
たくさん出来て、
大変でしたがとても楽しかったです。
あっちの店に行ったり、
こっちの店に行ったりと、
コンセプトを変えていたので、
マンネリにならずに気分転換にもなったいました。
何が正しいかというのは分からないので、
今後も、
自分がやりたいことをやっていこうと思います。
もしかしたら、
５年後は全く違うことをやっているかもしれません。
◎他店舗よりも他業種で展開する。
３種類の経営をする。
以前は「お店」という形で、
３店舗で安定を図ろうとしていましたが、
今は「お店」という形にはこだわっていません。
このサイトも、
次へのきっかけのひとつにつながらないかと、
考えて立ち上げました。
自分の考えをまとめるとともに、
人へ伝えていく。
自分の飲食店経験の失敗と成功を、
参考にしてもらえればと思っています。
今年は再出発の年と考えて、
また新たなチャレンジをしていきたいと思います。
