個人店店主がヒマな時間に、
小さな飲食店の経営について書いています。
以前も書きましたが、
経営した2店舗とも「居抜き」店舗です。
居抜きについて書いた記事↓
それでは、
どのようにして居抜き店舗を探したか。
居抜き店舗の探し方
居抜き店舗を２店舗見つけた方法。
それは。。。
- 1店舗目は「知人の紹介。」
- ２店舗目は「自分で街で見つけた。」
です。
両方ともたまたま、
と思われるかもしれませんが、
そう。
たまたまです（笑）。
ただ、
どうしてそこで決断出来たかというと、
お店を始めると決めてから毎日必ず、
インターネットサイトや、
街中の空き物件情報を
常に確認していたからでした。
情報を集めて基準をつくる。
始めると決心してから、
1日と欠かすことなく、
物件に関わること、
場所や建物の状況を確認していました。
前職の休みの日には、
気になった物件を毎回見に行く。
という作業をずっと行っていました。
1店舗目を開店するまでの、
約8カ月間、
毎日欠かさず見ていました。
そのおかげで、
かなり相場感も養われたと思います。
（この場所でこの金額はどうだとか。）
大量の情報が入ってくる中では、
自分の中に基準を作るのが大切だと思っています。
逆に、
大量の情報があるから、
自分の中に基準を作れるのか。
３，４か月続けていれば、
ある程度物件の良し悪しが分かってきたように思います。
ちなみにですが、
当時の物件を見ていた習慣が今でも抜けず、
ほぼ毎日物件を見続けています。笑
インターネットのサイトで探しやすいのが、
at homeというサイトがりようしやすいと思います。
毎日確認し続ける中で、
自分のイメージするお店の像も、
少しずつカタチにすることが出来ました。
何が必要で、何が足りないか。
どういう広さ・形のお店なら、
それを実現できるのか。
最後は運です。
そうした作業を毎日繰り返す中で、
良い物件はなかなか見つかりません。
ネットで図面などを見て、
実際内見なども何度も行きましたが、
しっくりこなかったり。。。
それが数か月続いていました。
そんなときにふらっと、
知り合いの友人が、
お店を閉店するという情報が入ってきました。
中も広さもほぼイメージしていた通り、
内装もかなり凝っていて雰囲気が良いです。
あっという間に契約にすすみました。
話が入ってきて、仮契約まで
その間約１週間くらいでした。
それまでにも、
まあまあ良いかな、
と思う物件もあったのですが、
あせらずに待って良かったです。
25坪程度のお店で厨房機器・内装など含めて、
200万円で買い取ることが出来ました。
とても雰囲気が良い店内装飾品一式と、
少し古いですが、全て使用出来る厨房機器だったので、
スケルトンから始めたら、1000万円くらいかかる位だと、
後から別の方から言われました。
保証金、手数料、
最初の備品などの購入などを含めると、
初期投資は合計4０0万円くらいでした。
そのときは、
全くの未経験から始めたので、
それくらい費用がかかってしまいましたが、
今ならもう少し抑えられたな
と思っています。
あれだけ探して見つからなかったのに、
決まるときは、
一瞬で決まるものだなと思いました。
何事も最後は運です。
でも、
それに至るまでの経験が、
最後の判断・決断をさせてくれると思っています。
居抜き店舗の利点 もうひとつ
契約決定から開店までの話で、
居抜き店舗にまた利点がありました。
契約から開店までの期間を短くする事が出来る。
という事です。
1店舗目も、
仮契約から1カ月半程度で開店できました。
今ならそれも、
もう少し短く出来ると思います。
店舗の契約をしてから開店するまで、
当然のことながら家賃が発生してしまいます。
スケルトンの場合は、
工事の計画から施工まで、
また時間がかなりかかります。
ただでさえお金がかかる開店準備時に、
数か月分の家賃というのは、
金額的にも、精神的にも、
あまり良いものとは言えないと思います。
自分のお店が出来るのを、
ワクワクしながら待つ。
というのも、
人生の大切な楽しみのひとつかなとは思いますが、
大事なのは、
「開店して、継続していく。」
という事だと今でも思っています。
うまく軌道にのったら、
改装をすることもできるので、
「お店を始めて、続けていく。」
そのためのムダな費用を抑える。
居抜き店舗かスケルトンか。
どちらも正解はなく、
中途半端はせず、
自分の方針をしっかりと持つ。
という事だと思います。
どっちか良いのがあったら始めよう～
ではなくて。
出会いを信じて続ける
少し話はそれましたが、
”良いお店”と出会ったとき、
そのお店が本当に自分にとって、
良いお店なのか、そうでないのかは、
自分しか分かりません。
”良いお店”と出会ったときに、
準備をしていれば、
それが”良いお店だ”と判断できます。
あああれがやっぱり”良いお店”だったんだと、
せっかくのタイミングを逃さないよう、
積み重ねをしっかりとしておきたいものです。
最後にまた、
ひつこいようですが、
お金をかけずに始められる、
居抜き店舗を上手に見つけて、
開店することがやっぱりオススメだと思います。
