考え方

開店時に力を入れ過ぎると後で後悔する!?

小さな飲食店
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

小さな飲食店店主が、

ヒマなときにお店の経営について書いています。

 

経営は、短距離走でなく 長距離走

 

 

昔の自分へアドバイス

 

「全力も大事だけれど、続けられるサービスを」

 

お店を始めて5年目、

続けていくことの大切さ、難しさを

最近よく考えます。

 

当たり前の話ですが、

個人店の経営は、

経営者自身が、体を壊したら終わりだ、

という事を実感しています。

 

というのも、

最近少しずつ体がしんどいなぁ、

と思う事が増えてきたからです。

 

こんな事を書くと、

今からお店を始める若い人にとっては、

オジサンのたわごとのように聞こえると思います。

(自分もかつてはそう思っていました。)

 

ですが、

まわりの個人店を経営している人たちには、

似たような考えを持つ人が多くいます。

最初は出来ると思っていたし、

出来ていたけど、

最近は。。。

 

開店時に頑張り過ぎない

 

せっかく自分の店を持つという

夢を実現したので、

やりたいことを徹底的にやってやる!!

という気持ちでいました。

 

ですが、

今、経営をしていて

自身のクビをしめているのが、

「開店時のやる気」です。

 

気合が入り過ぎて、

メニュー内容のわりに値段が安過ぎてしまったり、

お客様に喜んでもらおうと、

過剰なサービスをしてしまったりしていました。

 

今考えると、

(特にランチタイムは)サービスが

過剰すぎるほど過剰だったと思います。

 

そのおかげで?

まあまあ売上はありました。

 

が、

実際手元に残るのは少なかったです。。。笑

 

 

開店時からのサービスを変更していくのは大変です。

 

サービスを続けていくために、

現在はそれらを少しずつ見直しをして、

状況に見合った価格・サービスに変更をしています。

 

これがとても大変で気のつかう作業です。

 

地味に少しずつ値上げをしたりしていますが、

 

「前より30円上がったね。」

とか、

「少し高くなったね。」

とか言われてしまっています。

 

お客様からすると何気ないひとことかと思いますが、

 

けっこうそれが胃に効いてきます。。。

 

こちらからすると30円くらいなぁ・・・

とか、

これはそれくらいの価値は提供できている。

と思って上げているのですが。。。

 

そして、

サービスについても、

お客様を待たせないという事を前提にしていたり、

居心地の良さを意識しすぎて、

過剰な人員を投入していました。

 

ということでいざ、

 

「ランチは多少サービスを落とそう(生産性を上げよう)」

と人員を少なくして運営しようと思っても、

それまで複数人員体制を前提とした、

店作りをしてきてしまっていたので、

改善するのが大変でした。

(現在進行形です。。。)

 

 

開店時は少し手を抜くくらいが、ちょうどいい

 

開店時は、

気持ちと体力がみなぎって、

実力以上に張り切り過ぎてしまいます。

 

ですが、

 

それが続くのも半年くらいです。

 

 

その後、

軌道修正しようとしても、

それまでのイメージがあるので、

どうしても一気に変えることができませんでした。

 

 

お店を開店するときに気をつけること

 

 

開店時からのそうした”呪い”にかからない方法は2つです。

 

 

1・開店時からがんばりすぎない

→売上見込みを下げる。損益分岐点はとにかく下へ。

 

2・変化を恐れない勇気を持つ(←最近のテーマのひとつです)

→最初に計画したことはあくまで計画なので、

変更していくことを恐れない。

 

 

これからお店をやろうという方、

開店じの”呪い”を自分にかけないよう気をつけてください。

 

そして、

いまお店を始めていて”呪い”にかかってしまっている方、

もう過去は変えられないですが、

これからは変えられます。

自分も変えられました。

 

現状に合わせた変化をする、

勇気・実行力が必要だと思います。

 

続けていける個人店を目指していきましょう。

 

 

『変化を恐れない』
なつかしいビジネス本です。